横浜にて… 筆は剣よりも強し。。。

昨日、facebookに、ご覧を頂いております写真をアップしました。
錆びたトタンの壁にもたれる、枯れ果てた、名も無き、雑草であります。
余りにも真っ当な枯れ具合であった為、心引かれカメラのシャッターを押したのでしょう。。。
しかし、いざその写真をアップしようとした際、その描写が余りにも味気無い事に気が付き、
果たしてその写真に何とコメントすれば良いのか、皆目検討が付かずにおりました。
しばし、その写真を眺めておりますと、以下の様な、まったくデタラメな短歌の様なモノが、心の中に浮かび…

“名無き草、かくの如くに、朽ち果てて、生し青きを、誰ぞも知らん”

そしてその晩は、就寝。。。

翌朝、iPad片手に、寝ぼけ眼にて、自分のfbページをツラツラと眺めておりますと、
いつもfbで遊んで頂いております高知にお住まいのとある姐御様より、
下記の様な返歌がそのコメント欄に添えられておりました。

“寒風に晒す身こそ音ありて、密かにはぜる 新年の命” by MIss RS

メリハリの利いたその一文は、カミソリの様な鋭さで、ボクを瞬時に覚醒させました。
短歌に返歌などと云う経験は初めてでありますし、また、言葉によるリアルな衝撃を味わったのも初めてでありまして、
きっと、R姐ェ〜さんなら、直に、ササッと閃いた歌なのでありましょうが、
それにしても、言葉の力とでも云うのでしょうか… とにかくそんなパワーを大いに感じた瞬間でありました。

そして、数時間後、また別のfbのお友達が…

“名無き身で、かくの如きに恋い焦がれ、熱き血潮に、誰ぞも知らん” by Mr.TT

これにも、ナルホド〜 等と、関心をしつつ…

“誰彼と現し身想う 冬枯れの 名無き枯れ枝 小揺るぎの花” by ボク。

何とも、やはり筆は剣よりも強しと云う事を、身を以て経験した日でありました。


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