我が家のネコ モモ の場合
彼女は、妖怪 : 猫又です。。。
2000年生まれで、名前はモモ / 女の子です。
ソマリという種類のネコでありまして、今年の9月で15歳になります。
ネコとしては、もう、かなりの高齢になりますね。
彼女は、実に賢いネコでありまして、
数学的思考性に優れ、哲学的でもあり、尚且つ人の気持ちのよく分かる、と、、、
手前味噌となってしまいますが、とにかく、とても頭が良く、ボクの自慢の娘です。
それはもう、ボクの溺愛っぷりは、ハンパでは無く… もう、毎日、目の中に入れています。
モモは生まれつき身体が弱く、病気の為、今迄に2回、お腹を切る手術を受けました。
その後、病気と上手く付き合って行く為、この7年間程は、毎日、微量のステロイド剤を飲んでおり、
その甲斐あってか、超低空飛行ながらも、本日まで何とか共に過ごす事が出来ております。
モモにとりまして 2013 年は、まさしく試練の年となりました。
その年の7月… 腎臓の数値が突如悪化。。。
点滴の治療でなんとか、その急性期をやり過ごしましたが、
その年の暮れ、胆嚢に大問題が発生してしまい、更には極度の貧血も併発と…
とうとう、ご飯も、水も受け付けてくれなくなり、
そして、忘れもしない、その年の12/24。
長年お世話になっていて、普段は滅多な事を云わない獣医さんから、
『2週間は持たないかも知れません』 と告げられてしまい、、、
モモを連れて帰る車の中で、ボクは本物の [絶望] と云うヤツに遭遇しました。
とにかく涙はジャンジャン流れますし、心は思い切り痛いですし、
本当にあの暗黒の車中で過ごした10数分間の事は、この先も決して忘れる事は無いでしょう。
“もし、一人で居なくなってしまったら、パパはきっと大変な事になる。。。”
ボクの気持ちを見抜いていたモモは、正月の休みでボクが家に居る間を狙い、
その時を迎える為の準備を、ずっとして来たのであろうと…
そんなモモの企みに気付きますと、少しはボクも肚が決まって参りまして、
苦しい心のまま、受け入れざるを得ない宿命に備えたつもりでおりましたが、
何とかモモは踏ん張ってくれ、その休みの間に、虹の橋は渡りませんでした。
その後、毎日の点滴通いは続きましたが、1月が過ぎ、2月の後半ともなりますと、
多少、モモの体調は上向きを示しまして、そうなりますと、
親として、いつまでもメソメソしていられる場合では無く、
本気で、この暗黒大魔王と差しで勝負をしてやる、云う気持ちとなりまして、、、
-では、モモちゃん。花見をしましょう!!
と云う事で、まず第一回目の目標は桜の花に設定。そして、桜の花は、難なくスルー。。。
-では、モモちゃん。次はヒマワリと一緒に写真を撮りましょう!!
と云う事で、次なる目標は夏に設定!!そしてこれも、無事実現する事が出来まして…
そんな訳で二度ある事は三度ある!!
-モモ、次なる目標は、モモの誕生日だよ!!
と、モモの誕生日、9/30に照準を合わせますと、これもナント無事通過!!
しかしそうは云っても、モモは、もう以前の様にピョンピョン跳ねたりする事は出来ませんし、
普段の毎日は、ほぼ寝て過ごしているのでありますが…
そうそう、そんな中、親の不注意により、モモに褥瘡 (床ずれ) を4つも創らせてしまいましたが、
それも、モモは自力で全てを完治させてくれまして!!
そして、更に秋が深まる頃になりますと、
お世話になっている動物病院では、ある奇怪な噂が広まる様になりました。
『モモちゃんって、もしかすると、あの妖怪 : 猫又???』。。。
誕生日の目標をクリアーしてくれた訳でありますから、次なるターゲットは…
そうです、それは、あの暗黒大魔王が我が家に君臨した日、
つまりは2014年 12/24のクリスマス・イブでありまして…
なんとモモは、余裕でそのリベンジまでをも達成!
見事、あの憎き、暗黒大魔王に打ち勝ってくれた訳であります!!
モモは、ボクがこうしてPCの前に座ると、それを待っていたかの様に、
ボクの足元に来ては、大人しくじっとしています。
穏やかな寝息を立てて眠る、そんなモモの姿を見ておりますと、
確かに、何か別の生き物に生まれ変わったのかも知れないなどと、
このボクでさえ、最近はそう思えて仕方がありません。。。
それにしても、猫又って…
モモの体重は1.8kgくらいですので、
思いのほか、小さな妖怪だったんですね。。。
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